はじめに
キッチン、洗面を扱う仕事をして約15年のSakuと申します。
陶器ボウルと人工大理石ボウル、どっちがお勧めですか?
よく聞かれる質問について、本日は取り上げたいと思います。
洗面ボウルの種類
陶器ボウルタイプ
人工大理石ボウルタイプ
人工大理石ボウル メリット・デメリット
【メリット】
・樹脂なので、一体成型が得意。
ボウルとカウンターが、どちらも人工大理石のタイプですと、ボウルとカウンターの間につなぎ目がなくなるため、お手入れが楽。
・割れにくい。
・グレードによっては、ブラックなども選べ、デザインが豊富。
【デメリット】
・カラー剤が使えない。
・陶器に比べると、経年劣化がわかりやすい。
(樹脂なので、陶器に比べ小傷が目立つ。)
陶器ボウル メリット・デメリット
【メリット】
・表面がツルツルでお手入れが楽。
・お手入れをすれば、長くきれいに使える。
・傷がつきにくい。
【デメリット】
・物を落とすとヒビが入ったり、割れることがある。
・洗面化粧台の幅が大きいものだと、カウンターとボウルを一体で作ることが出来ず、カウンターが別の素材になってしまう。その場合、つなぎ目の手入れが面倒。
(W600やW750㎜であれば、カウンターボウル一体の陶器製の洗面が販売されている。ただし、カウンター部分が狭い。カウンターがない商品も有り。)
陶器ボウルを使う我家の工夫
我家が賃貸で、陶器ボウルの洗面化粧台を使用しています。
割れるリスクを回避するために、美容クリームの瓶などの重い物は、洗面化粧台の上には置かず、洗濯機の上の収納に入れています。
陶器タイプの洗面化粧台を使用している場合は、落とすとボウルが割れそうなもの(化粧水や美容クリームなどの瓶)は、三面鏡には収納しないことをお勧めします。
まとめ
お手入れ性を重視される方、お子様がいて絵具を使う方、毛染めをする方は、陶器ボウルがおすすめ。
陶器の割れるリスクが気になる方には、人工大理石がおすすめ。
戸建てで洗面を2台置く方は、お客様が使う洗面化粧台を高級感がある人工大理石にし、家族が使う寝室に近い洗面化粧台を陶器にするという選択がおすすめ。
2台を違う材質にしておけば、使い分けができます。
これから洗面化粧台を購入される方の参考になれば嬉しいです。