水まわりに関わる仕事をしているSakuです。
トイレの配色はどのように決めていますか?
色決め、難しいですよね。
どんな順番で決めていくべきか、私なりにまとめて書いてみました。
これから新築やリフォームを検討されている方で、色の選定に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
お部屋のイメージを決める
理想のイメージは固まっていますか?
どんなイメージにしたいか決まっていない方は、インスタグラムやgoogleの画像検索で、どんなトイレにしたいのか決めましょう。
googleの画像検索では、「トイレ」「インテリア」などのキーワードを入れると検索できます。
イメージが決まったら
部屋のイメージが決まったら、色を決めていきましょう。
部屋のベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを考えます。
ベースカラーとは、大きな面積を占めるものの配色のことを言います。天井や壁、床色にあたります。
アソートカラーは、家具やカーテンなど、2番目に大きい面積を占める部分に使う色のことです。
アクセントカラーは強調色で、オブジェなどの小物に使用する色です。
カラーコーディネートの黄金比の比率は、70:25:5、左から順にベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーと言われています。
これは、教科書に載っている配色についてのルールです。
これを読むだけでは難しいですよね。
ルールを知っている私でも、なかなか割合を考えながら配色を決めるのは難しいなぁと感じます。
特にトイレの場合は、部屋が狭いので難しいですよね。
私が自分の家のトイレの色を決める時にどうするかな?と考えてみました。
参考になれば嬉しいです。
まず、トイレドアの色を他の居室に合わせて決めてしまいます。
廊下に立った時に、トイレドアだけ浮いているのは嫌なので、他の居室のドアに合わせて決めてしまいます。
リフォームの場合は、すでにドアの色が決まっていることが多いですよね。
その後、ドアや窓の枠の色に合わせて、クロスと床と収納(手洗器)のカラーを決めます。
その後、ペーパーホルダーやタオル掛けのデザイン、照明などの小物でバランスをとっていきます。
これらの内容をまとめると、ドアや窓枠→クロス・床材・収納(手洗器)→小物・タオル掛けや紙巻き器の順に決めると、まとまりやすいかと思います。
壁や床の配色について
トイレの場合、部屋の印象を大きく決めるのは壁色です。
壁柄はトイレ空間のイメージを決めるにあたって、とても重要な部分になります。
少し前の記事に書きましたが、クロスは是非ショールームへ行って、実際に大きなサンプルを見て決めてください。
ブックサンプルで決めると後悔する可能性が高くなります。
是非、大きいサンプルで確認するようにしましょう。
あと、色目のお話です。
トイレは、他の部屋よりコンパクトです。
トイレがゆったりしている方は、暗めの配色でも良いかもしれませんが、コンパクトな場合は明るめの色を選ぶようにしましょう。
便器のデザインについて
デザインをスッキリさせたい場合は、断然タンクレスがおすすめです。
ただ、タンクレスはタンク式に比べ、値段が高いことが多いです。
予算の関係でタンク式になる方もいると思います。
タンク式だとダサいトイレになってしまうのでしょうか?
安心してください。
お洒落なカフェのトイレをいろいろ実際に見てください。
意外とタンク式を使用しているお店が多いことに気付くと思います。
タンク式でも、お洒落にまとまっているお店は沢山あります。
タンク式でも諦めないでください。
お洒落なトイレにするためには、まずはクロスと床材のデザインにこだわってください。
全体の配色が決まったら、トイレットペーパーホルダーやタオル掛けのデザインを決め、トイレに置く花瓶や芳香剤などの小さい小物のデザインやカラーで全体のバランスを整えていくとまとまった感じに仕上がるはずです。
インテリアはお洋服と同じで、小物使いでお部屋はグッと垢抜けます。
照明のデザインも重要です。
お洒落なペンダントライトを使ったり、間接照明を計画するなど工夫することでさらにお洒落な印象になります。
いろいろ考えても決められない場合は
色決めでわからなくなった時は、気に入ったデザインに近づくよう真似をする!をやってみてください。
気に入った家のインテリア写真を自分の携帯に保存しておき、打ち合わせの時にこんなイメージにしたいと相談しましょう。
クロスやトイレメーカーのアドバイザーさんから的確なアドバイスが貰えると思います。
まとめ
配色を決める時に、壁と床、便器だけでなく、トイレドアや窓枠の色も意識し、トータル的にコーディネートしよう。
壁や床色のデザインだけでなく、トイレットペーパーホルダーやタオル掛け、花瓶や芳香剤のデザインにもこだわりましょう。
デザインに迷った時は、画像検索をして参考にしましょう。
素敵なトイレになることを祈っています。