水まわりの仕事をして約15年のSakuと申します。
いつも訪問いただきありがとうございます。
手すりには、それぞれ役割があることをご存知ですか?
浴室の手すり、付けるか迷われる方が多いです。
今回は浴室の手すりについて書きたいと思います。
正面のスライドバータイプの手すりについて
正面のスライドバータイプの手すりは、風呂椅子から立ち上がる時に使う手すりになります。
サイズや場所によりますが、浴槽をまたぐ時にスライドバー手すりに手が届く場合は、またぎ用としても使えます。
浴槽のヘリをまたぐときに片足になりますよね・・・
不安定になるので、そんな時に便利です。
我家は、スライドバータイプの手すりがなく、臨月の時、立ち座りや浴槽をまたぐ時にいつも不安に感じていました。
妊娠中でお腹が大きい方や、お子様を抱っこしながら浴槽をまたぐときにも便利です。
手すりとして使えないスライドバー(シャワーを上下するためだけに使える強度が低いタイプ)が標準のメーカーさんが多いはずです。
見た目だけでは、手すり機能付きか判断が難しいので、カタログで確認するかショールームのスタッフさんに確認するようにしましょう。
必要の応じてオプションで追加してください。
浴槽の横につける手すりについて
浴槽の横につける手すりは、浴槽の中から起き上がるときに使う手すりになります。
スライドバー(手すり機能付き)とは役割が違います。
腰痛でお困りの方や高齢で立ち座りに時間がかかる方におすすめです。
浴槽の掃除の時に、浴槽の横の手すりを握ることで、力を入れてお掃除しやすくなるというお声を頂きます。
小さなお子様がいるご家庭ですと、
手すりで頭をぶつけることを心配される方もいますが、
我家の場合は、子供が立ち始めたころに、持ちながら入浴している姿を見て、メリットもあるように感じました。
浴槽の中につける手すりについて
浴槽内の手すりは、入浴時の体のぐらつきを抑えたり、立つ準備をする段階にまで身体をもってくためのものになります。
ぐらつきを抑えるという点では、体重が軽い方や、高齢で筋力が低下し、安定して座れない方におすすめです。
最近では、肩湯が流行っているので、こちらを付ければ、持ちながら安定した入浴が楽しめるようになります。
浴槽の中の手すりは、私の実家に付いています。
実際に使用した感想をここでお伝えします。
浴槽の中の手すりは、汚れやすいです。
特に付け根部分と下側(裏側)
浴槽本体を掃除するときにも邪魔になるので、
お掃除性を重視する方にはお勧めしません。
90代の祖母と同居した経験からすると、
80歳90歳あたりになると、あった方が良いかな・・と感じました。
手すりの表面の素材について
樹脂かメタルか迷いますよね・・・
ホワイト系の樹脂にするとカビが生えると目立ちます。
メタルだと、ホワイトよりカビは目立ちにくいです。
ぴかぴかしているので、汚れも落としやすいですが・・・デメリットもあります。
白い水垢は、メタルの方が目立ちます。
それぞれ、一長一短なのです💦
デザイン重視の方は、メタルがおすすめです。
最後に
将来に備えて手すりを検討される場合は、正面のスライドバータイプの手すりと浴槽横の手すりを検討されてはいかがでしょう。
この2つが、よく皆様が選ばれる手すりになります。
検討されている浴室メーカーさんの手すりが、施工後に付けられるタイプであれば、必要になってから取り付けるという選択肢もあります。
構造的な問題で、後付けが出来ない手すりもありますので、注意が必要です。ショールームで確認しておきましょう。
介護が必要な方であれば、正面のスライドバータイプの手すりと浴槽横の手すりだけでは少ないと思われます。
ドアの近くや移動の時に持てる手すりを検討しましょう。
介護を目的として、新築やリフォームをされる場合は、介護の提案が得意な工務店さんがあるので、そのような工務店さんに依頼されるときめ細やかな提案をしてもらえると思います。
浴槽内の手すりや、壁に付ける手すりは、設備メーカーごとに微妙に位置が違ったり、形状が違ったりします。
実際にショールームで握ってみて、使いやすいかどうか、必要かどうか確認するようにしましょう。
使いやすい浴室になることを祈っています♪