水まわりの仕事をして約15年のSakuです。
家づくりで皆さんがよく迷われるのが色決めです。
以前にキッチンの色決めについて書きましたが、
本日は浴室の色決めについて書きたいと思います。
壁、浴槽、床、どの色から決める?
壁、浴槽、床、カウンター、どの色から決めると綺麗にまとまるのでしょうか?
私はいつも、壁色から決めることをお勧めしています。
1番目立つ部分になり、お部屋の印象が随分かわるからです。
お部屋の印象を大きく左右する壁を1番に決め、浴槽や床を決めてから、最後にカウンターや収納などの色を決めていくとまとまりやすいです。
ただし、「浴槽は汚れが目立ちにくいグレーやベージュにしたい!」というこだわりのある方は、浴槽の色をベースに、それに合う壁色を選び、その後、床、カウンターや収納という順番に決めるとまとまりやすいように思います。
汚れを気にする方にお勧めの色は?
ブラック系のコーディネートは重厚感が出て、男性的な印象になりますが、浴槽やカウンターのブラックは特に汚れやキズが目立ちます。
こちらはキッチンや洗面のカウンターでも同じことが言えます。
出来るだけ綺麗な状態を長くキープしたい方は、ブラック以外を選ぶことを強くお勧めします。
我家の実家はベージュの浴槽ですが、あまり汚れが目立たないように思います。
私の以前の住まいは浴槽が薄いグレーでしたが、グレーも目立ちにくかったです♪
参考になれば嬉しいです。
トータルコーディネートを意識する
浴室の色を決める時に、気にして頂きたいのが、全体のバランスです。
家の雰囲気、隣の脱衣所の雰囲気に合っているかを気にしながら色選定をすると空間に繋がりがうまれ、失敗しないと思います。
例えば、浴室の隣にある洗面化粧台の扉を、水色にしたにも関わらず、浴室をピンクでコーディネートするとチグハグした印象になってしまいますよね・・・💦
空間にいろんな色があると、落ち着いた印象にならないので、家の雰囲気や脱衣所に出来るだけ近いテイストの色を選ぶようにしましょう。
ドアを閉めてしまえば、統一感がなくても気にならないのでは?というご意見もあるかもしれません。
普段、ドアを閉めっぱなしにされている方でしたら、トータルでコーディネートをしなくても気にならないかもしれません。ご自身が使うものなので、使う方がそれでよいなら、それも1つの選択肢です。
ただ、プロがコーディネートしたような、お洒落なコーディネートを目指したい!という方には、是非トータルコーディネートをお勧めします♪
今まで、いろんな建築士さんやインテリアコーディネーターさんのお仕事を見てきていますが、プロは絶対全体のバランスを考えます。
プロレベルのコーディネートを目指すなら、全体のバランスを見ながら、是非色決めを楽しんでくださいね♪
最後に
いろいろ書きましたが、色決めは建築の仕事をしているプロにとっても正直難しいです。
私もクロスや浴室を納めてみて、想像と違ったことがあります。
壁柄は面積や照明の色、明るさで全然見え方が異なるので、奥が深いなぁといつも思います。
出来るだけ失敗しないためにも、色は出来るだけ広い面積で確認することをお勧めします。
全体の色が決まりましたら、選んだ壁色サンプルを実際の照明カラーの下へ持って行き、色の確認をしましょう。
オレンジ色の照明を選んだ方は、オレンジ色の照明の下で、白い照明にした方は、白い照明の下で色の見え方を確認しておきましょう。
「浴室の色は、絶対失敗したくない!」という方には、展示と同じコーディネートを選ぶという選択肢があります。
広い面積で壁色を確認しておけば、「思っていたものと違う!」ということにはならないと思います。
大型のショールームへ行けば、展示数も多いはずなので、
いろいろ見たい方は、大型のショールームへ行くことをお勧めします。
素敵な浴室になることを祈っています♪