はじめに
![](https://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/ライン取っ手-1-1024x768.jpg)
キッチンを購入する時、 取手のデザインが選べるメーカーが多い中、 どのような基準で選定すればよいのでしょうか?
キッチンや洗面を扱う仕事をして約15年の私が、そんな疑問にお答えしたいと思います。
どんな種類の取っ手があるの?
①ライン取っ手
②バー取っ手
③つまみ取っ手
④掘り込み取っ手
それぞれの取っ手のメリット・デメリットについて
ライン取っ手
![](https://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/ライン取っ手-2-1024x768.jpg)
メリット
・お掃除の時にさっと拭けるので便利。
・出っ張らないため、お子様がいる家庭でも安心。
・見た目がスッキリする。
デメリット
・引出しを引くのに、指先の力がいるため、高齢の方や爪が長い方には向かない。
・タオルがかけられないので、オプションでタオル掛けを追加する必要がある。
バー取っ手
![](http://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/IMG_0875-1024x768.jpg)
メリット
・引出しが引きやすい。
・タオルが掛けられる。
・爪が長い方でも使いやすい。
・お子様でも開けやすいので、自分でお箸やスプーンを取り出してもらえる。
デメリット
・デザインによるが、取っ手が出っ張っている分、ぶつかりやすい。
・子供でも開けやすいので、触ってほしくない調理道具に手が届いてしまう。(危ない)
・タオルが掛けられるメリットがある反面、 濡れたタオルを放置してしまうと、扉の腐食が進む。
・取っ手にタオルを掛けた場合、その下の引出しを開ける度に、タオルが引出しに挟まる。
・取っ手の根元のお手入れが大変。
つまみ取っ手
![](https://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/つまみ取っ手採用-1024x683.jpg)
メリット
・シンプル
・陶器製や木製などもあり、クラシックな雰囲気にも合わせやすい。
・凹凸の少ないものにすれば、掃除がラク。
・小さい扉にも付けられる。
デメリット
・一点で引っ張るので、重い引き出しには向かない。
・タオルが掛けられない。
・扉の種類にもよるが、手があたる部分が剥げてくる 。
![](http://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/つまみ取っ手-1024x768.jpg)
⇧我家はつまみ取っ手タイプですが、扉のシートが剥げてしまっています。
築17年の賃貸マンションです。
その当時からリフォームをしていないと仮定すると、キッチンも設置後17年になります。
私は、時々ジェルネイルをしますが、爪は短めで、手荒いタイプではないです。
よく使うシンク下とコンロ下は、剥げています。参考にしてください♪
掘り込み取っ手
![](https://sakunokufu.com/wp-content/uploads/2020/06/ほりこみ取っ手-1024x768.jpg)
メリット
・見た目が一番スッキリする。
・出っ張らないので、安全。
デメリット
・採用メーカーが少ない 。
・引き出すのに、指先の力が必要なので、高齢の方や爪を伸ばしている方には向かない。
※お手入れのしやすさは、素材や仕上げにもよるので、検討している商品の掘り込み取っ手を見て判断してください♪
掘り込み部分がザラザラしていると拭きにくいですし、掘り込み付近につなぎ目があるとそこに汚れが溜まる可能性があります。
ツルツルしていてつなぎ目がないタイプなら、お手入れは楽だと思います。
まとめ
・それぞれメリットとデメリットがあるので、 家族構成や使用頻度が高い方の年齢を基準に選択するとよい。
・部屋の雰囲気やキッチンの扉に合ったデザインを選べば、 どの取手でもお洒落にまとまる。