はじめに
「半身浴はしないので、台はいらないです!」
よくお客様からこのようなお声を頂きます。
半身浴の台は、半身浴をする以外にもメリットがあるので、
そのあたりを伝えたいと思い、
本日はユニットバスの浴槽のカタチについて取り上げることにしました。
これからユニットバスを購入する方の参考になれば嬉しいです。
ユニットバスの浴槽の種類
各社いろいろな浴槽を出されていますが、大きく分けると
・半身浴の台 有(スタンダードタイプ)
・半身浴の台 有(ワイドタイプ)
・半身浴の台 無(スタンダードタイプ)
にわけられます。
ユニットバスの浴槽の選び方
家族構成や入浴スタイルを考えた上で選ぶことがポイントになります。
入り心地を重視するなら、ショールームで体感し、身体にフィットするものを選ぶと良いですし、節水効果を求めるなら、それぞれの浴槽容量(何リットル必要か)を比較するとわかりやすいです。
高齢者と同居の方は、浴槽の出入りがしやすいか、またぎ易いかがポイントになります。
小さな子供がいる家族構成ですと、一緒に入浴しやすいか、狭くないかが重要になります。
浴槽のカタチは各社違いますし、人によって好みも違うので、ショールームで実際に体感して購入することをお勧めします。
シリーズによって選べる浴槽が違ったり、ユニットバスの部屋サイズによって、浴槽の内寸や浴槽容量がかわるので、ショールームのスタッフの方に聞いて確認しましょう。
半身浴の台 有(スタンダードタイプ)のメリット・デメリット
〇メリット〇
・半身浴の台無(スタンダードタイプ)に比べると、一般的に節水になる。
お風呂をためるのに必要な時間も短くなりますし、水道代の節約に繋がります。
・子供を台に座らせることが出来る。
・台の位置にもよるが、写真の様な位置に台があれば、子供が出入りするときに、踏台として使用できる。
・足腰が弱く、浴槽底にいったん座ると、なかなか起き上がれず苦労する方は、半身浴の台に座ることで浴槽底に座るより楽に立ちあがることができる。
半身浴の台無の浴槽にして、介護用の台を沈めてそこに座る方法もありますが、置き式の台より、浴槽と一体の台の方が安心感がある。
・高齢になると、浴槽のヘリをまたぐのに苦労しますが、半身浴の台を踏台代わりに使用できる。(ただし、台の位置や大きさ、形状によっては踏台として使いにくい場合もあるので、ショールームで実際に体験した方がよい。踏台として使う場合は、壁に浴槽出入り用手すりを設置することが望ましい。)
〇デメリット〇
・足がゆったり伸ばせない。
・2人以上のお子様と親子入浴をする場合、狭い。
・半身浴をしない時は、半身浴の台に足をのせて、逆側におしりを置いて入ります。
その場合、つま先がお湯から出てしまうことがある。
・ユニットバスの部屋サイズがコンパクトな場合、半身浴の台有が選べない。
半身浴の台 有(ワイドタイプ)のメリット・デメリット
〇メリット〇
・子供を台に座らせることが出来る。
・写真のようにサイドに台があるタイプなら、
子供を台に座らせても、大人も広々入れる。
・幅が広いので、腕をゆったり広げられる。
・ご高齢の方で、足腰が弱く、浴槽底にいったん座ると、なかなか起き上がれず苦労する方は、半身浴の台に座ると浴槽底に座るより楽に立ちあがることができる。
半身浴の台無を選び、介護用の台を沈めてそこに座る方法もありますが、置き式の台より、浴槽と一体の台の方が安心感がある。
〇デメリット〇
・ユニットバスの部屋サイズが大きくないと選べない。
・お湯が沢山入るので、水道代がかかる。
・浴槽が広い分、掃除が少し面倒。
半身浴の台 無(スタンダードタイプ)のメリット・デメリット
〇メリット〇
・ゆったり入れる。
・半身浴の台 有(スタンダードタイプ)に比べ、足が伸ばしやすい。
・足先までつかれる。
〇デメリット〇
・半身浴の台 有(スタンダードタイプ)に比べ、お湯を沢山使う。
・小さな子供は立ったままの入浴になる。
・足腰の弱い方が浴槽底に座ると、立ち上がるのに苦労することがある。
まとめ
・節水を希望される方には台有(スタンダードタイプ)がおすすめ。
・子供や高齢者と同居ではない家族構成の方で、尚且つ半身浴をされない方は、ゆったり足がのばせる半身浴無(スタンダードタイプ)か半身浴有(ワイドタイプ)がおすすめ。
・いろいろメリット、デメリットをご紹介しましたが、ショールームで実際に体感し、家族構成や入浴スタイルに合わせて決めましょう。お子様と一緒に入浴されている方は、実際に子供と一緒に浴槽に入って体感し、広さやまたぎ易さ、入り心地をチェックしましょう。